Happy birthday Sodom!!

─7月17日─

 

ソドム「お疲れ様でーす」

店長「お疲れ~っ☆あ、今日は掃除僕達がやるからソドムは帰っていいよー」

ソドム「え?いいんですか?」

 

ソドムは、いつものようにバイトをしていたが、今日はいつもより早めに閉店された。

おまけに、掃除を代わってもらうなど…

 

今日はやけに皆が優しかった

 

店長「あ、そうだソドム君。夜の7時になったらまたここに来てもらえるかい?」

ソドム「7時…OKです☆」

 

現在の時刻はPM2:00

時間はあるし、サー●ィーワンにでも行こうか…とソドムは考えた

 

店長「じゃあ、また後でね!」

 

ソドムは、ファミレスをあとにした─────

 

 

 

ソドム「スカイー!」

スカイ「あ、ソドム!」

 

ソドムは、バイト帰りのスカイに話しかけた

 

ソドム「よかったら一緒にサー●ィーワン行かないか?オレおごるけど…」

スカイ「わ、悪ぃ。今日はちょっと忙しいんだ!じゃなっ」

ソドム「あ…っ」

 

そういうと、スカイはすたすたと何処かへ行ってしまった…

 

(いつもなら「おう!オレは常にFreeだからなっ♪」って言うのに…)

 

ソドムは、少し複雑な気持ちになりながらも再び歩き出した────

 

 

 

ソドム「…あ!シャーベット!!」

シャーベット「…!!」

 

サー●ィーワンに着くと、そこにはシャーベットがいた

シャーベットは何か袋を後ろに隠した…

 

ソドム「ん?何だソレ?」

シャーベット「べっ別に何も持ってねぇよ!!」

ソドム「だって今後ろに…」

シャーベット「な、んでもねぇよ…じゃあなっ!!!」

ソドム「え、あ、ちょっ…」

 

シャーベットは、慌ててソドムから逃げた────

 

 

 

もうすぐ7時。

ソドムはとぼとぼと一人で街を歩いていた…

 

(何でみんなそわそわしてんだ…?)

 

スカイは珍しく用事があり、いそいそと走り去り

シャーベットには逃げられ、

 

(…オレ、何かしたっけ?)

 

…と、そこへ

 

スカイ「おーい、ソドムー!!」

 

スカイが、こちらに着たかと思ったその時。

ガシッ

 

ソドム「っ?!」

スカイ「ぶっ飛ばすぜ!!」

 

スカイはソドムの腕を掴むと、音速で駆け抜けた────

 

 

 

ソドム「ちょっいきなり何?!」

スカイ「みんな、来たぜっ!」

 

                『Happy birthday Sodom!!』

 

ソドム「…ぇ?」

 

ドアが開くと、店員たちと店長、メープル、ラッシュ、シャーベットがいた

そして、一斉にクラッカーが鳴らされた

 

パァンッ!!

 

ソドムは、呆然としている…

 

メープル「いやぁ、今日がお前の誕生日だったとはな♪」

ラッシュ「ごめんな、知らなくて。慌てて準備したんだぜ?」

 

スカイ「にしても危なかったな~、まさかサー●ィーワンに行くなんて…

    バレたらどうしようかと思ったよw」

シャーベット「ほら、オレからのプレゼントだ!あの時はオレも慌てて逃げちゃったからな…

        …ソドム?」

 

…ソドムの顔を覗き込むと、

 

ポロポロと涙を流していた

 

スカイ「ソドム…?」

ソドム「ゴメン…すごく嬉しくて…みんな、サンキュー☆」

 

ソドムは泣きながらもいつもの笑顔を見せた─

 

店長「よぅし!それじゃあみんなで乾杯だ!!」

 

                     『カンパーイッ!!』

 

…その時間、ソドムは幸せだと感じた

 

 

 

~END~

 

てな訳で、ソドム誕生日おめでとうっ!!